
チコリコーヒーとベニエ
英国の話ばかりしているので、今日は米国のお話。
アメリカで一番印象に残っている街がニューオリンズ。
上の写真フレンチクォーターの街並みは、
ディズニーランドのモデルなんですよね、確か?
あんな感じの可愛らしいパステルカラーの建物が
並んでいました。
いかにもアメリカ南部と言う感じで、
プランテーション時代の名残りを漂わせています。
そう「風とともに去りぬ」っぽさが味わえるんです。
食べ物的には「フォレスト・ガンプ」風が味わえます。
クレオール料理、ソウルフード好きの私にはたまりません。

今や日本にも進出した「Cafe du Monde」。
朝はここでチコリコーヒーを飲みながらベニエを食べ、
日中疲れたからと言っては休憩しに行き、またしても同じメニューを
銅像を発見して御挨拶。
市内を走っている路面電車に乗りながらの移動中、
12歳くらいの黒人の少年がドラムスティックを両手に
持ちながら下りていきました。
そしてその少年、スティックを持った手を前後に伸ばしながら
軽やかにジャンプしながら信号を渡っていきました。
その姿があまりにも優雅にしなり、またその跳躍力が凄くって
「鹿の少年」として今でも思い出すことがあります。
夜、繁華街を友人と歩いていると昼間に会った男性組が
ある店の前に立って何かを相談していました。
「あれ、あの人達、昼間会ったよね?何やってるんだろ?」と友人と話ながら、
その店の前まで行ってみると、ストリップ・バー。
「え~、こんなの初めてみたよねっ!」と驚く若い少女二人。
店の人が「入っていけばいいじゃん。楽しいよ」というので、
社会勉強の一環として店内に入っていくと、
女性が右手のステージでひらひらと踊っています。
しかし我々はすーっとそこを通り抜けさせられ、
店のお姉ちゃんに誘導されるまま奥に通されます。
ステージはあるのですが、誰もいません。
すると一番前の席に座らせられ、照明が少し暗くなりました。
音楽が鳴り始め、舞台袖から男性ストリッパーが出てくるじゃないですか。
呆気にとられる友人と私。そうこうしているうちにその男性が
舞台袖まで来てチップを要求してくるじゃないですか!
「え、何、何?私達、こんなもの見たいって言ってないよっ!」と
思いつつ、ここはアメリカ。大人しくチップを渡します。
それをビキニパンツに挟みこんだお兄ちゃん。
やれやれと思っていたら次は白人男性登場。
はっきり言って、なんにも面白くもありませんでした。
なんか色気とか妖艶さとか、隠された感じのものもなくって、
目に見えるものが全て・・みたいな。
ジムでトレッドミルで機械的に走っている男性の姿と
あんまり変わらないのかなぁ。
またチップを要求されたので、渡すだけ渡して
店をあとにしました。
「経験しないより、した方が良い」派の私なのではありますが、
時としてこういう目にも遭ってしまいます。
私、この辺に住んでたことがあるんだろうなぁ~と
この時何故か思ったのが不思議でした。
懐かしいというあの感覚。
後年、「あなた昔、ミシシッピ川沿いに住む黒人のビッグママだった
前世があるわよ」と言われ、妙に納得しました。
この時は食べれなかったのですが、数年前にザリガ二を
食べるチャンスがあったのですが、そこに居た全員で
「まっずい。ドブくさいっ!」と、まぁ評判の悪かったこと。
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