Paris饗宴の時代 エコール・ド・パリ
1920年代パリのモンパルナス、世界各地から芸術家や
小説家が集まり文化が熱く語られ、人々は我を忘れて
連日連夜、享楽に身を投じた時代。
女性はストレートやウェーブのかかったショートボブに
フラッパーと言われる腰回りのゆったりしたワンピ―ス、
頭の側面にぴったりと張り付いたかのような帽子をかぶり、
毛皮のストールを巻いて街を闊歩することがようやく出来る
ようになった時代。
この混沌した官能的な世界に妙に魅かれる私。
パリと言うと必ずこういう光景が目に浮かび、
乾いた空気にみっしりとした密度で混じりあっている
当時の女性が身につけていた、むせかえりそうに汗ばんだ
天花粉の匂いがしてくるかのようです。
昔からいつも「この時代が良かった」と常々思うのですが、
生きていたことがあるのでしょうか?
それとも普段地味な生活の鬱憤晴らしでしょうか?