去年の夏、色々なことがたまりにたまって
いよいよもってドーンっ!と落ち込んで、
「もう日本に帰ろ!!」となった私。
あの時帰ってたら、今頃日本帰国一周年を迎えていました。
もうなんだかよく判らなくなって、ヒーリング三昧な日々を送っていました。
今考えると、軽い感じなパリ旅行くらいには行けたくらいの金額が
投入されたような気がするのですが、計算するのは更に落ち込むのでやめました。
結果、まだ日本に帰らずにいるのですが、
あの時に出てきた答えが、私が本来の自分らしさを表現できない
状況に長いこといる羽目になっていて、それが苦しいのだけど、
でも社会的には「正しい」ことをしているはずなので、
その狭間で自分の中で息も出来ないほどの葛藤を自ら創りあげて
いたんです。
5年半前に今も住んでいる地域に引っ越してきたのですが、
職場での私の立場が「正しい人であること」を求められました。
それは無意識の暗黙の了解みたいな感じで、ぎゅうぎゅうと
私を絞めつけていったのです。
私が決してもともと正しい人であったわけではありません。
ただ他が驚くほどひどかったという状況があったんです。
仕事は増える、かと言って周りは仕事がなくって、
一日の大半をパーソナルなことをPCで楽しんでいる状況。
疑問に思って言ってみたところ、「そんな人だとは思わなかった」
くらいのことを言われ、話が通じないんだとあきらめるしかありませんでした。
そんな時です。前にも書いたのですが、古巣のLAに遊びに行って
ベニスでお茶をしながら、街の光景と行き交う人々を眺めていたら、
自分がとても幸せなことに気がついたんです。
その時にうっすらと(あれ、本来の私ってこうだよね?)と思ったのでした。
あたたかい風に吹かれて、燦々と輝く太陽のもと、ちょっとレイドバックした、
でもお洒落な人々を見ながら、「人生、楽しそう」と感じながら、
(あっらぁ、私の今の人生、楽しくないわ)と超実感したんですよね。
そしてそれからの落ち込みがあって、はっきりと自分が自分らしく
生きていないことを認識したんです。
(判ってはいた、お腹のあたりで判ってはいたけど、意識にまで
あがってこなかった)ということが判ったんです。
そこから自分を優先するように心がけるようにしました。
まずは会社を休む、これを始めました。
これを言ったら「えぇっ!!!」とかなりの人に驚かれたんですが、
有給休暇の範囲内で休んでいるので基本的に問題はないんですもの。
また何か期待されていても、それは私の本心とは違う場合は、
応えないようにしています。応えても自分が辛くなるだけなので。
でもそれでも廻ってるんですよ、自分も会社も。
日本で働いていたころ、妙に有給休暇取得を奨励する会社にいたせいもあって、
海外旅行によく行ってたなぁ~と思い出しました。
「え、その時、また旅行行くとかないよね?」と、上司に念押しされるほど。
あの頃の私は怖いもの知らずの若者でもあったのですが、
ブレることがありませんでした。
社会の中でうまく生きていくのに、いつの間にか自分じゃない部分が
多くなっていってるんですよね~。
このブログのタイトルは、そんな頃に思いついたものです。